私たちの仕事

私たちの仕事は、一人ひとりのお客様の個性を最大限に活かせる方向を指し示す、そのお客様だけの「羅針盤」を見つけ出すこと。

それを見つけた後、どのように進めばいいかを一緒に考え、わかりやすい経営(シンプルな経営)を導き出すことです。

事例1

存在意義を見つける
株式会社 中村製材所

松下生活研究所は森林林業・木材業界の地域の中小企業へパーパスの定義とそれを軸とした業績向上の支援を行っています。支援事例の一端を以下にご紹介します。

中村製材所 https://kanejin.jp/

私たちは、この製材所におけるパーパス(存在意義)の定義と事業領域を再構築しました。

羅針盤にたどりついたカギ

中村製材所では小径木を活かした突板を開発されていました。

社会は環境に配慮した、資源に負荷をかけない次世代の製品を求めています。

話し合いの中、「小径木を無駄なく活用した優れた環境建材」がカギだと思いました。

お客様の声

佐賀県 株式会社中村製材所  代表取締役 中村展章

林業及び林産業の課題を解決することができる製品を開発しましたが、それをどのように新規パートナーと事業化して収益性を確保できるかどうか課題がありました。

そこへ昨年からコロナ禍になりお客様との対面での商談が制限される事態になり、私たちの事業の存在価値を再度整理しそれらをHPやフライヤーに表現しないと事業の継続性が保てないとの危機を感じていました。

松下生活研究所は、SDGsや森林林業にも関り、建築にも精通しており、弊社の事業も深く理解しコンセプトデザインできる唯一無二の会社です。結果として、森林資源の行方に一石を投じられるスキンウッドという事業形態を再構築しました。

HPリニューアル後に弊社に起きたインパクトは

  1. 東京を中心に遠方からの引き合いが増加 
  2. 東証一部の企業様と商談中
  3. 外資系のブランド様の内装材に採用決定
  4. 取引を前提に東京の企業様が弊社訪問
  5. 佐賀テレビのSDGs特番で弊社が3〜5分紹介

のような事例が生まれています。

2022年1月吉日 

事例2

新らしい事業をつくる
株式会社ウェル

松下生活研究所は森林林業・木材業界の地域の中小企業へ新規事業化とそれを軸とした業績向上の支援を行っています。支援事例の一端を以下にご紹介します。

株式会社ウェル https://yakuita-project.com/

株式会社ウェルは、珪藻土による調湿技術を普及する会社です。私たちは、この会社に屋久島ヤクイタの新規事業化を構築・推進しました。

羅針盤にたどりついたカギ

株式会社ウェルでは、珪藻土の販売で培った「調質技術に特化したシンプルな提案力」があり、「ヤクイタの特性である快適な室内環境創り」とコラボできるところがカギだと思いました。

お客様の声

横浜市 株式会社ウェル  代表取締役 山本太郎

松下生活研究所が木材の小規模流通を軸に林業・地域のコンサルティングを行っていることを知りました。いくつかの林業主体の町に同行することで、日本の林業の問題に気付きました。

屋久島町では、H29年木材乾燥機やモルダー加工機を導入し、屋久島町庁舎建設用の床板や壁板が製品化され庁舎に使用しました。地元関係者による「加工センター」の事業共同組合も設立され、ウェルは町からの協議参加を受けました。協議会は、6次化産業としての林業を作り上げる新しい屋久島ブランド「ヤクイタプロジェクト」を立ち上げました。「島から都市へ」「島から全国へ」という考えのもと、森づくりから製品化・販売まで全て担うということになりました。

松下生活研究所へ事業創出コンサルを依頼したことで、調湿技術一辺倒だった企業から、全国を巻き込む社会事業を営む企業へ進化でき、企業価値を高めることに成功しました。そして志を高く持つ建築会社(取引先)も増え、調湿技術の事業とも相互に連携が取りやすくなっております。この発展をもとに、建築業界だけでなく他業界での商品開発もおこなうようになり、企業そのものの成長だけでなく自分自身の社会的成長も強く感じております。

2022年2月吉日 

事例3

お店を考え直す
オーガニックカフェかなっぺ

松下生活研究所は小規模店舗事業(カフェ)の地域の中小企業へ事業再構築の店舗プロデュースを軸とした業績向上の支援を行っています。支援事例の一端を以下にご紹介します。

オーガニックカフェかなっぺ https://www.chibakaoru.jp/

コロナ禍で2年間休止していたイタリアンカフェを私たちは、新たなオーガニックカフェとして再構築しました。

羅針盤にたどりついたカギ

オーナの嘉苗さんは、アレルギーをお持ちで、以前のカフェが忙しすぎて体調を壊していました。

お二人にとって大切なのは、オーガニックでやすらぎのある時間的空間的構成だと思いました。お二人が好きな自家製の「くるみパン」もポイントです。

お客様の声

宮城県南三陸町 オーガニックカフェかなっぺ 代表 千葉馨

私たち夫婦は熊本地震の際にボランティアとして現地へ赴き、その際に滞在先としてお世話になったのが松下生活研究所さんでした。

そんなご縁がある松下さんがFacebookでオンライン無料コンサルティングを行っているという発信をしていたのをお見掛けし「松下さんなら信用できる」と思い、お店の再開についてご相談を持ちかけることになりました。

私と妻の2人でカフェ再開についての意見を出し合っていただけではなかなかまとまらない経営方針でしたが、松下さんとミーティングを重ねるうち「理想的な方向性はこれだ!」と思える答えに辿り着くことができました。

私たちが本当に大切に思っていることを見つけ出し、社会にとって必要とされる仕事は何かということと重なる分野をご提案いただき、それまで普通のカフェだった私たちのお店は「オーガニックカフェ」という形で再オープンすることになりました。

再開からまだ間もない現在、正直まだお客様は少ないですが、オーガニックな食事の提供や自然農法での畑への取り組み、私たち2人が大好きな手作りパンを世の中の人にどう伝えていくかなど、生きる目的が明確になり、毎日充実した日々が送れるようになっております。

ご相談させていただき、本当に良かったです。

2022年3月吉日 

事例4

事業を引き継ぎ、つくり直す
合同会社有機生活

松下生活研究所は小規模店舗事業の地域の中小企業へ事業継続を軸とした業績向上の支援を行っています。支援事例の一端を以下にご紹介します。

合同会社有機生活 https://yukiseikatu.shop-pro.jp/

事業継続が不可能な状況となった赤字の店舗をを私たちは、新たなオーガニック直売店として再構築しました。この店舗は松下生活研究所が自主事業として経営しています。

事業を引き継いで

熊本市東区 オーガニック直売店/合同会社有機生活  代表社員 松下修

松下生活研究所は小規模流通を軸に農業・地域のコンサルティングを行っています。この事業は11年前に当社がプロデュースしました。その後、運営も順調でしたが、数年前から生産者と社員・パートとの関係など幾つかの問題を抱え事業の転売の話がが進んでいました。転売先が見つからず、そのことを多くの生産者から知らされ事業継続に踏み切りました。

松下生活研究所は、約1カ月で新規に全従業員の募集から、待遇改善、店内外の改装に取組みました。

この事業継続の数カ月は生産者との新たな関係を構築したり、不足や不満も出ましたがどうにか無事乗り切り引継ぎ後の2年目には黒字化できました。お店の皆さんが明るく楽しく仕事をしていることがとても嬉しいです。また、お店は生産者と消費者の橋渡し的存在であり、どのようにオーガニックを伝えるかなど、農薬がおこす身体への影響などのプロジェクトなども行いました。少しづつ、お店を利用していただく価値を高めるとともに、お店の特徴であるオーガニックの品揃えをシンプルに追及しています。

2022年5月吉日